小柄が魅力になる。
身長144cmのHappY(ハッピー)です。
子育て本が嫌いです。
子供たちがまだ小さく、毎日子供2人と一緒にいる生活のとき。
「子供が楽しくお着換えができるように工夫しよう」
「トイレトレーニングはゆったりした気持ちで」
「子供が話しかけてきた時は、子供と同じ目線になってじっくりと話しを聞いてあげましょう」
とか書かれていると、それが上手くできない時に自分をよく責めていました。
上の子が1歳の時に、二人目が生まれました。
歳の差がほとんどなく、年子のように育った我が子。
どこかに出かけるときは2人分のおむつやおもちゃで、いつも荷物はパンパン!
車の中で寝てしまった子供たちを1人はおんぶ、1人は抱っこ、それプラス買い物した荷物をベビーカーに乗せて運んだり・・・(これ、起こすとめっちゃ機嫌が悪くなるので、何とかして2人を寝たまま家に運び、自分の自由時間を確保したかったんですw)
1人は片手でおっぱいを飲ましながら、もう1人を膝の上でトントンと寝かしつけ。
私がゆっくりする時間なんてなく、ご飯だって口にかきこむように早食いしていました。
だから子育て本や情報は極力シャットアウトして、自分なりの子育てでストレスなく育てようと思っていました。
子供たちも10歳と8歳になりました。
自分のことは自分でできるようになり、言葉も全て通じる。
今はもう「育ててる」という感覚も薄れてきたように思います♪
そんな私が久しぶりに子育ての本を手にしました。
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」
です!
本のタイトルに惹かれました!
日本実業出版社さまから献本していただいたので、「子育てってどんな風にテキトーになればいいの?」を書いてみたいと思います。
「1人でできる子が育つ『テキトー母さん』のすすめ」は6歳までの子育てアドバイス
「1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ」は6歳までの子供がいるお母さん向けに書かれた本です。
なので、もう8歳になっている我が子にはちょっと遅かったかもしれませんが、それでも「テキトー母さん」ってどんなん? を知りたくて読んでみました。
共感したことは
1人でできる子が育つ
という事。
子育てって「1人でできるようにすること」だと私は思うのです。
万が一、私がこの世からいなくなったとしても、自分の事は自分でできる子にしておくこと。
それが目標なんじゃないかなって思うのです。
親も子も幸せになれる「テキトー母さん」6ヶ条って?
まず本を開くと書かれている「テキトー母さん」6ヶ条。
- 期待しない
- 他の子どもや兄弟と比較しない
- 親バカになる
- ママ友と群れない
- 育児本に頼らない
- 世界中を敵に回しても子どもの味方になる
本屋さんに行けば「ほめて育てよう」「頭が良くなる子育て」「思いやりのある子どもに育てるには」など様々な本があり、お母さんを追い立てるような情報がたくさんあるので、焦ってしまいます。
私は「仕事を頑張っている旦那に迷惑をかけないよう、笑顔でゆったりと過ごせるママ」という理想があって、それに向かって頑張っていました。
理想をかがげてしまうと、そうできない自分が「ダメなママ」に思えてよく泣いていたのです。
うん、「理想のママ」はもうやめよう。
そう思ったのです。
「ネイルサロンを潰したオーナーと、子育て中の私の思考が激似だった話」でも書いたように、当時の自分を振り返ると自分1人でがんばっていたように思います。
1人できちんと家事も子育てもできることこそが、立派な主婦であり母親だと勘違いしていたのです。
完璧主義な母親に育てられると、どうなる?
著者である、立石美津子さんは32歳の時に学習塾を起業し、7,000人にのぼる乳幼児~小学生の教育に携わってきた方です。
実はこの本を書いた立石さんご本人も、徹底的に過保護・過干渉の完璧主義な母親に育てられた人間なんだそう。
3歳で皇太子妃の雅子さまが通われていた、田園調布の付属幼稚園を受験して不合格。
地元の幼稚園に通うも、あきらめがつかなかったお母さまは、国会議事堂のそばあったた小学校に入学させます。
母親に期待に応えようと猛勉強をして高校時代の成績はトップクラスだったんだとか。
でもこの母親の期待というのは、子供にとって大きくのしかかるんでしょうね。
「○○でなければいけない」という完璧主義が立石さんにも染みついてしまったそうです。
「世間に自慢できるような大企業に入らなくては」「優秀な成績で卒業しなければ」「そうできない自分は価値がない」と思うようになり、せっかく入った会社も小さな挫折が乗り越えられず2か月で退社。
入院生活を送るようになったんだとか。
テキトー母さんの6ヶ条の最初にある「期待しない」というのは、過度な期待で子供を苦しませてしまうことがないよう、この言葉を1番最初に持ってきたんだろうなぁと感じました。
45個の「子供のためにやってしまいがちな、お母さんの習慣」
1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめには、子供のためにやってしまいがちだけど、実は子供のためにならない代表的なお母さんの習慣が45個紹介されています。
45個あるお母さんの習慣のうち、私が「おお!これわかる!」と思ったものをピックアップしたいと思います。
テストの結果を気にしない
授業参観の日。
先生が問題を出して、「これ、わかる人~」と言ったとき、クラスの子どもたちは「ハイ!ハイ!ハーイ!」と手を挙げるのに、うちの子は手を挙げない。
こんな時、「あれ? この問題ならわかると思うのに、なぜ手を挙げないの?」
と思ってしまいがち。
だけど子供にもいろいろなタイプがいて「答えを考えていなくても、とにかく当ててもらいたくて前のめりで手を挙げる子」「当ててもらってから答えを考える子」もいます。
そんな時、繊細な慎重派は埋もれてしまうのだそう。
発表したりテストで正解する以外にも、頭の中にはたくさんのことが入っています。でも表現できるのはほんの少し。
「理解していないのでは?」と思ってしまいがちだけど、相手に伝わるようにうまく喋れないだけなんです。
理解していることと、それを表現することにはズレがあります。
どんな風に伝えようかと考えているうちに、他の子が当てられたのかもしれないですね。
そう思うと、授業参観ももっと気楽にのほほんと見れるようになると思いました^^♪
根ほり葉ほり聞かない
これは私、すごく思い当たります。
子どもに(とくに息子が)「今日学校でイヤなことがあった」と言われると、
「何があったん?」「大丈夫?」「先生に言ったほうがいい?」
と過剰に反応してしまう私。
息子は私に似たのか、背がまだまだ小さくてクラスでも背の順が前から2番目。
背が小さくて静かなほうなので、ちょっとしたきっかけで友達にイヤな事をされたら・・・と思ってしまうのです。
私が過剰に反応してしまったために、子供は「別に何かしてほしいわけじゃないよ」と言ってきました。
そうか、子供ってその時の気持ちを聞いてほしいだけで、自分の中でちゃんと解決しようとしているんだなってその時に思ったのです。
親が過剰に反応するのではなく、子供の気持ちをちゃんと聞いてあげればいいんです。
特に今日の出来事を言ってこなければ、何もなかったんだなって思って根掘り葉掘り聞かない。
とにかくリラックスして、学校で頑張ってきた疲れを癒せる家にしたいと思いました。
嫌いなモノは食べさせない
私の息子は、とにかく好き嫌いが激しい。
ピザ、ポテト、ふりかけご飯、カレーライス、うどんくらいしか食べません。
子供たちが好きであろう、焼きそばや卵焼き、チャーハン、スパゲティーなんかも食べません。
「私の料理がいけないのだろうか?」「もっと料理に工夫がいるんだろうか?」
と悩んだこともありました。
だけど、どんなに頑張っても食べない物は食べない。
栄養的にどうなんだろう? て不安になりましたが
「そのうち食べれるようになるよね!」と思えるようになりました。
走るのが得意な子もいれば、なんでも食べれる子もいるように、これは個人差なのかなと思えるようになったのです。
テキトー母さんの本には、「親が美味しそうに食べていれば、好き嫌いはなくなる」と書いてありました。
実は私も、小さいころは好き嫌いが激しかったのですが、大きくなるにつれて食べれるものが増えてきました。
今、ムリヤリ食べさせて楽しい食事の時間を「嫌な時間」にしたくない。
給食は頑張って全部食べているのだから、家での食事はみんなで「美味しいね!」と笑いあえる、そんな時間にしたいと思います。
テキトーな子育ては「投げやりな子育て」ではない
「テキトー」と書いてありますが、テキトーであっても「投げやり」であってはいけません。
親の価値観を押し付けず、他の子と比べず、ありのままの我が子を受け入れる。
「自分は生きてるだけで価値がある」という自尊感情が生まれるのです。
ありのままを受け入れる。
本当は、愛しくて可愛い我が子なのに、伝え方を間違えると「○○するとえらい子」という条件付きになってしまいます。
私もまだまだ、子供に期待してしまっているし、将来こんな風になって欲しいという気持ちももちろんあります。
だけどそれで子供たちが苦しんでしまっては、私の愛情は全く違う方向に伝わってしまう。
子供がどんな道に進もうと、ちょっとくらい遠回りしてしまっても、自分の子どもを応援できるそんな親でいよう、そんなふうに思わせてくれる本でした^^
6歳までの子どもがいるママに向けた本なので「最近、子育てが苦しい」と思っているママは、ぜひ手に取ってみてくださいね^^♪
私は『子育て』で泣いてきたから、ママが笑顔になれるファッションブログを作りたいと思った
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